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2005年02月28日

事に仕えると書いて仕事と読む

仕事という言葉の語源はは、字のごとく何かの事に仕えることからきています。

あなたは今、どのような事に仕えていますか。仕事を単なる作業としか思えていないのは、その業務に対する思い入れの違いでしかないと自覚することが大変重要です。

自分の目の前にあるやらなくてはならない作業について、その作業はいったい何のために、誰のためになるものかと考えた瞬間、それは作業から仕事に変わっていくのです。

ここでキャリアを真剣に考えられる皆さんには、一度、今の自分の仕事が何のためにあり、誰のためにその事に仕えているのかお考え頂きたいと
思います。

もっと別な言い方をすれば、今目の前の作業は、最終的に誰に対して有益でメリットを与えるものか、そういった視点で見つめてみるとまた違った仕事観が創まれてくるのではないでしょうか。

つくづく思うのですが、自分の将来のためにキャリア開発をするということは決して間違っていることではありませんが、そのプロセスは、必ず誰かのためになる作業でなくては真のキャリアは手に入りません。

なかなか難しい宿題ですが、自分のキャリアが誰に対して影響を与えるものかという視点を持って、そのことが自分の価値観と合致しているか
常に考え続けることが大切ですね。

キャリアを創造していくのが仕事。
仕事とは事に仕えること。
事とは誰かのためになる事。

2005年02月25日

記念日が幾つあるか

あなたは自分の記念日と言える日が幾つありますか?

つくづく感じることですが、キャリア開発って記念日を幾つ創れるかが大きなポイントのように思えます。

毎日毎日がむしゃらに働くことは、決して悪いことではありません。一定の期間、自分の目標に向けひたむきに努力をし続けることは、キャリア形成において不可欠な習慣づくりになります。

しかし記録(結果)に集中するがあまり、大切な思い出という記憶を留めることなく走り続けてしまうことがあります。それは結果的に本当に豊かなキャリアを手に入れたことにはならないのです。

記録の背景にある記憶をしっかり留め、家族や周りの人と共有できる日を創っていくことはとても大切なことです。

当然家庭では、子供の誕生日や結婚記念日は言うまでもないことですが、仕事においては、初めて大口の商談がまとまった日、転職をした日、資格を取得できた日なども家族と一緒にその日を記憶に留め、生涯大切にしていってこそキャリア形成の意義が創まれるのです。

その為には常に応援者への感謝の気持ちと、共有するための会話を大切にして行くことが不可欠となります。

是非この記念日づくりがキャリア開発の原動力になることを忘れず邁進して頂きたいと思います。

もし結婚記念日さえも一緒に祝うことを忘れている方がいれば、その生活の上に勝ち取れるキャリアは全く無いということも再度自覚頂きたいと痛切に感じています。

家族で記念日を祝いましょう。皆であなたのキャリアを祝ってもらいましょう。そしてあなたの周りの人の記念日を一緒に祝ってあげましょう。

キャリアはそこから創まれてくるのです。

2005年02月22日

キャリアの第一のゴール

晩年から新たなことにチャレンジし、偉業を成し遂げた著名人は多数います。

松尾芭蕉が45歳から奥の細道の旅に出発したことから始まり、和泉雅子さんが41歳で北極点に到達したことなど枚挙に暇がありません。

しかし実業界において晩年から起業をし、偉業と言われるまでのビジネスを創造することは大変難しいことだと思います。SOHO的・家業的な起業は多数あれど、偉業といわれるほどの本格的事業の創造は決して自分一人でできることではありません。そこに、余程のパワーが必要になるからだと思います。

世界のホンダの創業者、本田宗一郎が「本田技術研究所」を起業したのが1946年41歳の時でした。

本田宗一郎さんの偉業は多数の書籍で紹介されているため説明をするまでもないことですが、改めてそのゆるぎない信念と情熱にただただ敬服するのみです。

40歳という年齢を皆さんはどのように考えられますか?また迎えようとしていますか?

キャリアを考え続けていくとこの40歳という歳は、自分を振り返るのに丁度よい歳のように思えます。キャリアのターニングポイントなどという見方もありますが、やっと実社会の構造が理解でき、本当に自分が手に入れたいものが見つかるのもこの年齢かもしれません。

また20代の人は自分のキャリアプランを考えるとき、まずは一つ目のゴールとして40歳を見据えてみることが重要だと感じます。

もし今、40歳の絵が描けないとすれば、また40歳を迎え、この先の人生に不安と目的が見つからないようであれば、是非一度本田宗一郎や井深大などの偉業に触れてみてはいかがでしょうか。

ご当地広島でも今まさにこの二人の展示会が開催されています。少しの時間を見つけ、まずは会場へ出向いてみるのもキャリア開発の大きなヒントを手に入れることが出来るかもしれません。

http://www.rcc.net/event/hoso.htm
本田宗一郎 井深大 展

2005年02月19日

人生150年時代の到来!あなたはどう生きるか

今年で150歳というお年寄りがどんどんでてくる、そんな社会が到来しようとしています。

医学技術の進歩や交通安全技術のめまぐるしい進化により、人間の寿命は日を追うごとに長寿化に向っており、人生150年もまんざら絵空事とは言えない状況となってきています。

ヒトゲノムの解析もほとんど終わっているという現在、癌などの成人病もいつの日か風邪をひいた程度の病気となってしまう時代が来るとも言われ始めています。

さて、キャリアを真剣に考えている皆さんはこの長寿化現象の中、人生80年説を根底から考え直していかなくてはいけないのかもしれません。

当然ながら、築後30年でのリフォーム程度では、1つの住宅に死ぬまで住み続けることは難しくなるでしょう。また、60歳での定年を前提に何とか無事定年まで会社で勤め上げることができれば、という考え方はこれからのキャリアプラン上ではありえないことになります。

昭和35年の男性平均寿命は65歳、平成14年が78歳であることから、2割近く寿命が延びたわけです。60歳定年を考えてキャリアプランを立てた先輩達と比べると最低でも70歳までのプランが必要となりますね。更なる長寿化を考えれば、80歳を目安とする必要があるかもしれません。

逆説的に言えば今40歳の人は32歳程度だと考え、再プランを立案すべきとも言えます。

もう40歳だから後20年働けば何とかなると考えていては大きな誤算が生じてくるはずです。仮に今40歳だとしても、まだまだ昔で言えば30歳を超えたばかりと再認識し、これからも新たな人生を歩み始める勇気を持つのだと認識すれば、これからの人生に大きな差が生じると思われませんか。

人生いつからでも遅いということはありません。新たな一歩を踏み出す勇気をもち、長寿化に向けてもっともっと長い目で見たキャリア開発に専念されてはいかがでしょうか。

2005年02月16日

強みを活かすか弱みを克服するか

キャリア開発というよりも、人生そのものにおいてもよく議論されることがあります。人は徹底的に強みを活かす方が多くのものを手に入れられるのか、それとも弱みをひとつずつ克服する方が確実に多くのものが手に入れられるのか、という視点です。

皆さんはどのようにお考えでしょうか?

この視点の違いは、例えば自分は統率力がある、だから常に指揮官として能力を発揮するためにマネジメント技術を磨くという考え方と、自分は事務管理能力が劣っているので、いつも何かが抜け落ちミス、ロスが出る。そこを徹底的に克服しないと次のステージは無い、という考え方の違いです。

当然、双方強みを伸ばして弱みを克服できれば問題は無いのですが、今この時点でどちらに重点を置くべきか、考えられる瞬間があるかと思います。

世に出回っている自己啓発本では、とにかく人生は強みを活かすことがすべてである、などと書かれています。強みを徹底的に活かし、弱みは誰か周りの人に補ってもらうなどという話もその中に多く出てきます。

しかし実際はそのような状態になかなかならないはずです。

強みを追求するあまりに弱みが露呈し、その結果周りの人へ迷惑をかけてしまうことはしばしばあります。そうなると、絶対に周りからの賛同を得ることはできませんし、協力は得られません。

ここで大切なのは、自分の強みが周りの人にどれだけプラスの影響を与えているか、という強みの影響度合いを知ることです。自分だけ勝ち続けているのなら、周囲にマイナスの影響を伴っているため赤信号です。プラスの影響が、弱みから発生する迷惑を超えているのであればきっと周りは「仕方ないなー」と言いながら応援をしてくれるはずです。

とかく仕事の出来る人は、強みを前面に押し出し、弱みに部分を周りに押し付ける傾向があります。それでは、本当に自己成長を続けることは出来ません。人は周りの人からの応援がなくなった時点で成長が必ず止まる生き物なのです。俗に言う、足を引っ張られる状態も起こりうるからです。

強みを活かすか、弱みを克服するか。あなたの周りへのプラスの影響度合いによって対策が異なるのです。

ここで一度自分の強みと弱みを紙に書き出し、それぞれの与えているプラス度合いとマイナス度合いを自己査定されてはいかがでしょうか。

2005年02月10日

時間に対する考え方

毎日残業ばかりが続いて家庭をないがしろにしている。そのような不安を感じながら仕事に追いまくられている方が多いのではないでしょうか。

伴侶から「もう少し家庭のことを考えてよ」といつも愚痴を言われ「仕方ないだろ(でしょ)、仕事だから」と答えている方はおられませんか。

さて、ここでとても重要なお話しをしたいと思います。

我々に平等に与えられているものは時間と自然だと言われます。しかし同じ時間を使い、多くの富を得る人と、何も手に入れることが出来ない人がいます。また、ガンガン仕事をしているのに常に家庭は平和で、幸せを感じている人と、毎日定時で帰っているのに家庭はぎくしゃくしている人がいます。

これはすべて時間に対する考え方が問題となっているのです。

時間は長さで測られますが、人とのコミュニケーションは長さ×深さで測ることができます。単に一緒にいるからコミュニケーションが取れているわけではないのです。

毎日早く帰ってきてもお互い話すこともなく、お互いに関心をもたなければ全くコミュニケーションは取れていません。逆に、毎日帰りが遅くなっても、必ず今日あった出来事をお互いに話し合い
これからのライフプランについて話し合うことができていれば、はるかにコミュニケーションが取れているはずです。

キャリア開発の意思決定をする時、一番問題となる就業時間について夫婦で話し合うとします。その際には、事前に一度自分のコミュニケーション量を自己診断してみてはいかがですか。

これまで深く付き合ってきたか、短い時間だけど真剣に相手と向き合ってきたか、その答えによってこれから決定する仕事に対しても大きく方向が
変わってくるはずです。

人生長さではなく深さです。

是非聡明な皆さんにはこの言葉の真意を理解して頂けるものと思います。

結婚をされている方は、今日このコラムを見られた後、是非伴侶に対して真摯な思いで向き合い、相手の望んでいることを叶えるために色々と話し合われてはいかがでしょうか。

2005年02月07日

相互理解ーパートナーの理解が必須

キャリア開発において、結婚をされている方は意思決定を行なう際に伴侶の理解が不可欠になります。

単なる意見を聞く、という程度のことではなく
「相互理解」とよべる次元までの話し合いを行い、ライフプランを協同で立案するということをしない限り永続性のある幸せなキャリアを手に入れることはありえません。

しかし、現実は転職にあたって相手の意見を聞く、という程度に終わっているために却ってキャリア決定の大きな妨げになっている方が多いのが実態です。

仕事の休日が不確定で残業も多く、そのために家庭をないがしろにしてしまっている、そういったことで転職しようと考えているとします。しかし自分自身はより刺激的で成長性の高い仕事に就きたい。そういった視点で職を探すとどうしても定時で帰るような仕事はないという現実に直面します。

そこで再度伴侶にそのことを相談します。当然ながら返ってくる答えは「今も家庭に十分な時間をとっていないのに、あえてそんな条件の先へ転職してほしくない」という内容です。

このようなケースは本当に枚挙に暇がないと思います。

しかしこのような関係がキャリア開発にマイナスに作用することはあっても、プラスの結果を生むことは決してありません。

ここで大切なのが相互理解ということなのです。

つまり、伴侶が望む家庭生活とはどのような状態なのか、将来どのような暮らしを手に入れたいのかといったライフプランを考えながら、とにかくお互いがまず相手の夢を叶えるために何をするべきかを真剣に話し合うことが必要なのです。

例えば、家庭にいる時間が長ければ家庭を大切にしている、と必ずしもいえるわけではありません。伴侶が何を一番望んでいるのかを知ることが重要です。毎日の出来事を話し合う時間を望んでいるのか、子育ての大変な作業を出来る限り分担して欲しいのか、単にそばにいて欲しいのか。その望みはさまざまです。

話し合う時間を望んでいるなら朝出勤前でもできるはずです。子育ての役割分担だとすると、毎週水曜日は絶対に早く帰って買い物に行ってもらえるように時間を調整するなど幾らでも対策はあります。

そして、将来の夢や実現性を毎日確認しながらお互いに協力しあえば、単に残業が無い会社で働いて欲しいという短絡的な決着にはならないはずです。

ここで大切なのは相手の夢の実現を自分がどれほど真剣に考えているかということなのです。その思いがあればきっと相互理解は創まれるはずです。

キャリア開発に大切な伴侶の応援を得られてこそ真の幸せが手に入るのです。

2005年02月01日

思考継続力がキャリアを決める

自分の3年後の姿をイメージできますか。
キャリア開発の中心にあるものは、自己概念の明確化であることは間違いありません。言葉を変えるなら、ライフプランの明確化であるとも言えます。

しかし自分のライフプランをしっかりと自己認識し、計画立案している人は実のところかなり少ないのが実態であることは否めません。

では、この自己実現能力、ライフプランの可視化ということについて明確である人とそうでない人との差はいったいどこから発生しているのでしょうか。カウンセリングを繰り返す中であるひとつの傾向に気づきました。

それは「思考継続力」です。
とにかく考え続けることが出来るか否かであると思います。

ひとつの物事に対して、結論がでるまで考え続けるのはかなりの労力と精神力を要します。また、あまりひとつのことにとらわれすぎて精神のバランスを崩すということも問題でしょう。

しかし、ある一定の成功を収めている人々が統一して保有している能力は、実はこの思考継続力ではないかと思います。固執するのではなく、常にバランス良く継続して考えているのだと感じます。

皆さんは身の回りに発生した問題の解決方法や、自分が計画した目標について人よりもしつこく考えている方ですか。もし答えがNOであれば是非思考継続力を鍛えて頂きたいと思います。

自分の将来像について常に悩んで自己決定できない、将来の目標が持てないという方々は、とにかく考え続ける癖をつけてください。

ではどうやって鍛えればいいのかということになりますが、継続力を鍛えるための3つの行動があります。まず、とにかく紙に書き表すこと。その書き表したことを常に持っておくこと。そして、最後に定期的にその書き表したことを見ること。

自己啓発手法の世界では一番スタンダードな手法ではありますが、どうやらそれ以上の方法は無いようです。

本当にこれからの自分の人生をいかに生きるべきか、どのような職業に就くべきか、などさまざまな悩みをお持ちの方は、まずその問題の発生原因はいったい何か。具体的にどの障害をクリアすれば明確になるのか、など真剣に自分と向き合い、答えがでるまで書き続けて頂きたいと思います。

そうすることで、必ず思考継続力が開発され、これまで雲のかかった自分のあるべき姿が少しづつ見えてくるようになるはずです。