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現代草枕

智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。
意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。
 住みにくさが高(こう)じると、安い所へ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟(さと)った時、詩が生れて、画(え)が出来る。

夏目漱石の草枕の冒頭のくだり。誰もが一度は聞いた事がある言葉ですが、まさしく今の世を映したような文ではないかと思います。


どこに安住の地を求めてもパラダイスはない。目の前にことをただこなしていただけでは、幸せは手に入らない。しかし、どこに超しても=生き方を変えても住みにくい、そう自己理解できた時、はじめて人は何か人に伝えるものが創まれてくるのでしょう。


漱石はそれを芸術に例えましたが、決して芸術だけではなく何かが出来るようになるのだと思います。


曖昧に考えるのではなく、一度徹底的に今の暮らしについて考えれればどこも住みにくいとなるのかもしれません。

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