神の手
日本で始めて拡張型心筋症=バチスタ手術を行った人が湘南病院の須磨医師です。須磨医師は神の手と言われ、これまで5000件の手術を行い、多くの命を死の淵から連れ戻しています。
私は命に触れる仕事に就いている人にいつも尊敬の念を持ちます。中でも高度な手術を行う医師には特別な畏敬の思いを持っています。手術そのものは長ければ10時間にも及ぶものもあり、体力、気力とも尋常ではないものがそこに必要とされると思います。
昨今では、手術を施しても死に至るケースについてすぐに訴訟などの措置をとるケースが増えて医師そのものに大きな負担を与えている声も聞きます。
あるテレビ番組で、須磨医師に手術後インタビューをしていました。レポーターから、「須磨医師は神の手を持つと言われますが、その点についてどのように思われてますか」という質問でした。質問は正直、稚拙であまり関心できる内容ではなかったのですが須磨医師の解答が素晴らしい答えだったことでとても大きな感銘を受けました。
須磨医師は、「(神の手)そうだったらいいですね。本当は神に祈る手なんです。」と答えられました。
人の命を助けるのは、技術以上に神に祈る思いなのかもしれません。