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2006年12月22日

二十個目のカギ

ヤングボード・マネジメント(幹部候補生による経営疑似体験)という手法も、後継者を育成する上で大変効果的なものです。ただし、現実世界とかけ離れた数値ゲームを行うというだけでは、せっかくの貴重な時間を割いたわりには実務能力が向上しません。理想的なヤングボード・マネジメントは、次のようなプロセスを踏むものなのです。

あくまでも、実際の業務で抱えているテーマをベースにして、自分が経営的な立場であればどのような判断を下すか、それについて徹底的に実践、もしくはシミュレーションを行います。そして、その結果から学んだことを検証して、新たな反省材料を抽出する、そういうプロセスが必要になります。
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重要なことは、単発的な研修で終わらせないということです。企業における人材育成戦略として、継続的に社員の経営能力を向上させる仕組みを構築します。自社内で経営の実務を徹底的に任せていく環境がないのであれば、ヤングボードという経営疑似体験を通じて人材育成を図ると共に、幹部候補生の意見を効果的に吸い上げていく、そういった選択肢を合理的に判断しなければなりません。

先にも述べたように、教育方針をコロコロと変えているようでは、人材が育ちません。しっかりと足元を確認し、自社に適した人材育成策を行う必要があります。

key.gif二十個目のカギ

任せるとは信頼をして信用をすること。そうすることで、はじめて後継者が気づき始める。経営の扉を開くカギはそこにあります。

さあ、最後の扉です。経営と人材に関わるあらゆるポイントをおさえてきたあなたは、非常に安定した経営を行われていることでしょう。それでも安心できない、それが経営者というものですね。

第二十一。最後の扉を開けましょう。

2006年12月19日

なぜあなたの会社は、強固な人間関係で結ばれているのに、後継者が育たないのか

第二十の扉 「なぜあなたの会社は、強固な人間関係で結ばれているのに、後継者が育たないのか」・・・あなたの会社は周りが羨むような立派なマネジメントを行っている。しかし、当事者であるあなたが後継者に悩むのはなぜか。


二十個目の扉が開かない理由
「真に経営を任せることができない」


経営は人によって成り立つものです。あなた自身がいなければ、今の会社はここにないでしょう。別の経営者であれば、また会社は違ったものになっていたはずです。
同じように、事業を継承する「人」が育たなければ、企業は存続することができません。どうしたら、あなたの後継者は育つのでしょうか。第二十の扉はこのテーマと向き合います。

任せることで人は育つ

結局は、体験をしてみなければ人は学ぶことが出来ません。あなたが社員に何を経験させているか。それが後継者を考える上でのキーワードです。

あなたは徹底的に部下に仕事を任せるということをしているでしょうか。当然、能力によって果たすことのできる役割は異なります。だから、特定の範囲内に限定しても構いません。ただし、その範囲内のことについては、完全に100%任せなければいけないのです。

誰でも任せる不安を抱きます。裏切られるのではないか、間違いを起こすのではないか、そう考えるものです。しかし、徹底的に仕事を任せるということをしたら、任せられた社員自身がそのことに大きな責任を感じるため、絶対に裏切ることはありません。完全に仕事を任せられるということは、任せられる社員自身も不安を感じるものです。そのような中でやりがいと責任を感じ、経営者との対話を通じて成長していくのです。
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